彷徨
2015/04/29
4月6日にモンベルから「ジェットボイル専用ガスカートリッジ 回収のお知らせとお詫び」と題するリリースがなされました。ジェットボイル用のカートリッジに、製造ロットによって不具合があるというもので、詳細はモンベルのサイトから引用すると次の通り。
このたび、弊社取り扱いのJETBOIL(ジェットボイル)専用ガスカートリッジ「ジェットパワー」の一部の製造ロットにおきまして、バルブに不具合のある製品が混在していることが判明しました。
そのため対象ロットの製品の販売を中止するとともに、下記要領にて販売済みの製品を回収し、無償交換させていただきます。お客さまには多大なるご迷惑をおかけし申し訳ございませんが、回収にご協力いただきますようお願い申し上げます。
■交換対象製品 品名(品番) : ジェットパワー100G(#1824332)、ジェットパワー230G(#1824379) 製造ロット : カートリッジ底面に刻印されている数字が、「13.07」、「201308」、「201309」ではじまるもの 販売時期 : 2013年7月〜
■回収の理由 バーナーをセットしてもガスが出ないなど、上記ロット生産分の一部においてバルブの開閉に不具合のあることが確認されました
■回収方法 当該製品をお持ちのお客さまは直ちに使用を中止し、ご購入いただいた店舗もしくは最寄りのモンベルストアにお持ちください。
この情報をFacebook上でシェアしたところ山仲間数名が「僕も」「わたしも」と名乗りを上げたのですが、もしや自分も?と遅まきながら調べてみたところ、買い置き4個の内2個がこれに該当していました。やれやれ、危ないところだった。これからの季節はまだしも、冬山で近くに人気がないところで幕営したときに火が使えないのでは、致命傷になりかねません。
というわけでこの日の午後にモンベル渋谷店まで足を運び、新品と交換してもらってきました。店員さんはいたく恐縮していましたが、もちろん店員さんのせいではありません。
モンベルから足を伸ばしたのは、宮下公園のクライミング場です。前から一度行ってみたいと思っていたのですが、こうしてみるとなかなか立派……ではあるものの、いかんせん狭い。案の定、ボルダリング壁の方は講習が入っていたらしく満員で使えませんでした。
そこでさらに足を伸ばした先は、明治通り沿いにあるボルダリングジム「PEKIPEKI」です。このジムにはこれまで一度しか来たことがなく、それは2009年5月のことですから、実に6年ぶりということになります。
足の故障のために久しくボルダリングをしておらず、自分のクライミングシューズを履くのも4カ月ぶり。これだけ間が空いたのは、クライミングを始めてから初めてではないかな?
予想通りとはいえ、瞬時に指皮消耗・握力消滅してよれよれ。6級がいいところでした。それでも久しぶりにホールドに触れて楽しかったな……なんてことがあるわけありません。アルパインクライミングの場合は登れないなら登れないなりに回避策を考える楽しみがありますが、インドアクライミングでは登れるか登れないかの二者択一で、登れないのに楽しいなんていうのはあり得ないというのが私の意見です。唯一収穫と言えるのは、足がクライミングシューズを受け付ける状態に戻っていることを確認できたこと。これなら連休の小川山もその先のアルパインクライミングも、どうやらこなせそうです。
最後に原宿の石井スポーツに足を運び、マムートのフェニックス8.0mm50mを買い求めて、この日の渋谷〜原宿彷徨を終えました。これらが全部自宅から徒歩圏内というのは観世能楽堂を失ってもまだ恵まれた住環境だと言うべきなのでしょうね。