年振

今年5月の何回かの飲み会は「○年ぶり」が重なりました。

2022/05/14

5月が誕生月であるラン友マドカとの今月中旬の再会は、2017年の大晦日の棒ノ折山でのトレラン以来4年半ぶり。最後に一緒に走った後、お互いの病気があった上に近年のコロナ禍のせいでこれだけ空いてしまいました。久々に飲んだ場所はかつてマドカに教えてもらった江古田の「シャマイム」で、コスパの良さは相変わらずでしたが、お互いに歳をとったせいか食べ放題コースなのに追加注文するまでもなく食べきれませんでした。

2022/05/25

続いて先週はおなじみ新橋の「一由」へ。ここはこのブログの頻出店なので「久しぶりということはないのでは?」と思われるでしょうが、実はこの季節限りの看板メニューである大名筍を昨年は緊急事態宣言のためにお店でいただくことができず、わざわざ自宅へ送っていただいていたので、こうして一連の料理やお酒と共にいただくのは2年ぶりということになります。ちなみに自分はいつから「一由」に通うようになったのだろうと振り返ってみたら、どうやら2006年4月が初訪問だったらしいことを認識して我が事ながら驚きました。あのとき一緒にカウンター席に座ったモリタ氏やすずめぐとはこの15年間一度も会っていないが、息災にしているだろうか?

2022/05/30

そして今日はボル友Y女史と荻窪の「ナトワ」へ。これまた今月がY女史の誕生月だからですが、前回顔を合わせたのは2019年5月なので3年ぶりで、これもストレートにコロナ禍のためです。それでも相変わらずのボルダリング愛の熱気に気圧されるものを感じたものの、数年前に白州でのボルダリングで着地失敗により足を骨折して以来「落ちること」にドクターストップがかかっているため、グレードはすっかり落ちて若者たちに抜かされゆく一方だとY女史は嘆いていました。さらに仕事の面でも後進に道を譲っての早期退職を検討しているところは、間もなく任期を終えようとしている私と似た境遇にあり、このため「隠居後はどういう暮らしをするか」という話題でひとしきり盛り上がりました。Y女史とは四半世紀にわたる付き合いですが、しばらく会わずにいるうちに、お互いそういう年齢になったということですなぁ。

こうして見ると、コロナ禍が人と人との交わりにどれだけダメージを与えてきたかということが如実にわかります。それでもこうして機会を作ればつながりを復旧させることができるのはありがたいことですが、歳をとればとるほど時の経過が人生に対して不可逆性の変化をもたらすもの。自身の病気や怪我、身内の不幸、職業環境の変化といったnegativeなライフイベントの中で、互いの体験を語り合い励まし合う機会を持つことは(同性・異性の別なく……否、むしろ異性の友人との間においてこそ)大事なことだと思えます。

来年の5月は、上記のイベントがいずれもつつがなく催行できることを祈ります。